どの会社も人材育成は会社を支える意味でも重要ですので、必要性を感じているでしょう。しかし、中小企業ではその費用が負担になってしまい、受けさせたいのに受けさせられないのが正直なところでしょう。そこで東京都では助成金を出してスキルアップを促進させる取り組みをしています。対象としてはeラーニングに特化していて、仕事にかかわる資格の取得や知識や技術向上に役立つ講座であることが条件です。他にも、一般に公開されている講座で、受講料や内容がわかるものと指定されています。
中小企業の定義も決まっていて、小売業・飲食店業界では資本金が5,000万円以下で従業員が50人以下です。サービス業では資本金5,000万円以下で従業員数が100人以下で、卸売業なら資本金は1億円以下で従業員数は100人以下となっています。また、都内に本社や主たる事業所があることも必須です。講座料金を従業員ではなく会社が負担していることも前提です。いくつかの条件はありますが、知識の向上ができる機会を増やすことに一役買ってくれますので、申請して助成金を活用しましょう。負担を少なく従業員の育成ができれば、会社全体のスキルアップにもつながりますので将来性も高まります。
